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2025.04.18

春爛漫

I vert Garden 坂田です。

暖かくなり桜も少しずつ散り、夏の訪れすら感じさせる気温です。
お花見は行かれましたか??

さて、この時期になるとどうしても
『さくら』
のお話をしたいところですが、僕は少し違う視点でお話しようと思います。

僕の家には何本か木がうえてあるのですが、その一本をご紹介します。

ん?なんだこの木は・・・。

と思われる方も少なくないかもしれません。

この木はみなさんご存じ
『イロハモミジ』です。

モミジといえば真っ先に真っ赤に染まる秋の風景を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
でも実は、モミジには「春」に咲く小さな花があります。

葉っぱの先に小さな赤いもの。それがモミジの花です。

モミジの花が咲くのは、ちょうど新緑が芽吹く頃。
枝先に小さな房のようにぶら下がり、赤やえんじ色の小花をそっと開きます。
すごく控えめに咲くので、気づかずに通り過ぎてしまう人も多いかもしれません(笑)

でも、その慎ましやかな美しさは、知る人ぞ知るもので葉の下で静かに揺れる花たちは、桜にも見劣りしません。

モミジの花は、葉が出始めるのとほぼ同時期に咲くため、葉の陰に隠れて見つけにくいです。
コツは、モミジの木の下から見上げる事。

新芽の間から、赤い小花がぶら下がっているのが見えたら、それがモミジの花です。


こっちの方が見やすいかも。

今はすでに花は散ってしまいましたが、青々と今年も葉っぱがついて一安心。

照明でより一層雰囲気を引き出してくれます。

若干素振り中の息子が写っていますが…(笑)

秋の紅葉だけでなく、春にもこんなに魅力的な表情を見せてくれるモミジ。
もし近くにモミジの木があれば、ぜひ春の花も観察してみてください。
「知っている人だけが気づける美しさ」は特別なものがあります。